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〜きなクラス別館〜

幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿を韓国語訳。

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今回は、日本に関する話題を取り上げています。

2017年3月、幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園が同時に告示されました。そこでは、’幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿’というものが示されました。

今回はこの10の姿を韓国語でどう表現するか、整理したいと思います。

 

 

幼児期の終わりまでに育ってほしい姿とは

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出典:文部科学省,幼稚園教育パンフレット(幼児期の終わりまでに育ってほしい姿)

 

幼児期の終わりまでに育ってほしい姿とは、学校教育を通して育成を目指す資質・能力の3つの要素(『知識,技能』『思考力,判断力,表現力』『学びに向かう人間性』)の基礎を幼稚園で育むために、その具体的な幼児の姿を表したものです。

 

幼児期の終わりまでに育ってほしい”10の姿”が具体的に示されていることからは、幼児期の教育を小学校以降の学校教育へつなげる大事な時期と捉えていることも分かります。

 

10の姿の項目

・健康な心と体

・自立心

・協同性

・道徳性・規範意識の芽生え

・社会生活との関わり

・思考力の芽生え

・自然との関わり・生命尊重

・数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚

・言葉による伝え合い

・豊かな感性と表現

以上の10の項目です。項目に対する詳しい内容は、文部科学省のHPをご覧ください。

 

留意しなければならない点は、この10の姿は”到達すべき目標ではないこと”、”個別に取り出して指導されるものではないこと”という点です。

10の姿になるように特別な指導をするのではなく、幼児の自発的な活動の中で、発達の特性に応じて育っていくものだという認識が必要です。

 

韓国語にしてみる

論文チェック

 

韓国の論文で、この”幼児期の終わりまでに育ってほしい姿”や”幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿”がどう訳されているのか見て見ると、ざっとこんな感じで見つかりました。

 

유아기에 길러야 할 10가지 유아상
유아기종료 시까지  갖추어야 할 모습
유아기 종료까지 육성할 바람직한 모습 10가지
유아기가 끝날 때 까지 길러졌으면 하는 모습 10가지

 

論点は”育ってほしい”の部分だと思います。 

特に決まったものはないのでどれも間違ってはいないと言えるのですが、「~해야 할」の形は義務のように感じでしまって、先ほど留意点として書いた、成長しなければならない到達目標の内容のように受け取ってしまいます。

 

個人的には、3つ目の”바람지한”が、原文の意味と一番近いのかなと思います。

”길러졌으면 하는”同様のニュアンスをもっていると思うですが、若干、こどもの自然な成長が強調されて、教師の手から離れすぎな印象も受けます。(※ご意見お待ちしています!!)

 

유아기종료 시까지 육성할 바람직한 모습  

私の中での結論は”유아기종료 시까지 육성할 바람직한 모습”です。

韓国の研究者の中でもバラバラなので、私が何かレポートを書く時には以上の理由を述べながら使っていきたいと思います。笑

10の姿 

さて、以下は10の姿です。

様々な理由を考慮して、掲載は3つの観点までにしました。ご了承ください。

日本語 韓国語
(1) 健康な心と体 (1)건강한 몸과 마음
幼稚園生活の中で,充実感をもって自分のやりたいことに向かって心と体を十分に働かせ,見通しをもって行動し,自ら健康で安全な生活をつくり出すようになる。

유치원 생활에서 충실감을 가지고 자신이 하고 싶거나 하고자 하는 것을 몸 과 마음을 충분히 움직이며, 전망을 갖고 행동하며, 스스로 건강하고 안전한 생활을 할 수 있도록 한다.

(2) 自立心 (2)자립심 
身近な環境に主体的に関わり様々な活動を楽しむ中で,しなければならないことを自覚し,自分の力で行うために考えたり,工夫したりしながら,諦めずにやり遂げることで達成感を味わい,自信をもって行動するようになる。 주변의 환경에 주체적으로 관계하고 다양한 활동을 즐기는 가운데 햐야 할 것을 자각하고 자신의 힘으로 해결하기 위해서 생각하며 탐구하면서 끝까지 해내면서 성취감을 느끼며, 자신감을 가지고 행동하도록 한다.
(3) 協同性 (3) 협동성 
友達と関わる中で,互いの思いや考えなどを共有し,共通の目的の実現に向けて,考えたり,工夫したり,協力したりし,充実感をもってやり遂げるようになる。 친구와의 관계에서 서로 생각과 사고를 공유하고 공통의 목적의 실현을 위해 생각하고 탐구하고 협력하며 충실감을 가지고 해내도록 한다.

※「幼稚園教育要領」(平成29年3月告示)より引用、筆者が翻訳

 

(1)健康な心と体に関して、日本語で”心と体”の部分を、韓国語では”몸(体)과 마음(心)” という日本とは順番が逆になっています。韓国の指導要領でこの”몸과 마음”の言い方が使われているので、それに合わせました。

 

終わりに

韓国でも、日本の直近の教育課程についての論文や、幼保連携型認定こども園についての論文が多く出されています。正直驚きました。

 

韓国で学ぶ日本人として、日本の教育についてもしっかり理解&意図を汲み取って翻訳することができるようになりたいものです。このブログの場に感謝します。

 

※ 続きが必要な方、また訳し方に関して一緒に議論・検討してくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。

 

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