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〜きなクラス別館〜

【韓国語で教育用語】社会情動的スキルにまつわる用語を確認。

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2015年にOECDが人間のもつスキルとその教育に関するレポート、『Skills for Social Progress: The Power of Social and Emotional Skills』の中で触れられた、社会的情動スキル(Social and Emotional Skillsにまつわる単語の韓国語訳を確認していきたいと思います。

 

社会情動的スキルとは

社会情動的スキルは、非認知能力ともいわれます。知識や思考力といった認知的スキルに対して、感情のコントロール、他者との協働、目標の達成といった力を指しますOECD, 2015)。

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また、図にあるように社会情動的スキルは、「目標の達成」,「他者との協働」,「情動の制御」という3要素があると言われています(OECD,2015)。

 

近年、この社会情動的スキルの重要性が主張されており、幼児期の教育から高めていくことが必要であると言われるようになりました。

勉強がよくできることだけが社会での成功、人生の幸せに繋がる訳ではない、ということが調査を経て改めて重要視されているということですね。

 

ペリー就学前プログラム 

この社会情動的スキルが注目される背景となるのが、アメリカで実施されたヘックマンのペリー就学前プログラムといものです。このプログラムは、非認知的特質を育てることに重点を置いたもの。この研究で最終的に分かったことは、就学前プログラムへ参加した子どもは、受けなかった子どもよりも、将来の所得向上や、生活保護受給率や逮捕者率の低下に繋がったという結果でした。

 

「スキルがスキルを生む」

また、OECD(2015)が国際比較研究で明らかにしたように、社会情動的スキルは、社会情動的スキルを高めることにつながるだけではなく、認知的スキルにも良い影響を及ぼすと言われています。

粘り強く、最後まで学習に取り組むことができれば、知識の習得にも繋がり、それが自信になれば次への学習への気持ちも高まる、というように、2つのスキルは密接しています。

 

関連用語を韓国語で確認

簡単に社会情動的スキルについてご紹介しましたが、これらに関連する韓国語をまとめていきたいと思います。(※参考文献にしたものは、最後にまとめてあります。)

 

社会情動的スキルの5因子

社会情動的スキルの分類に使われることの多い5因子(ビックファイブ)を 整理しました。

 

openness to experience 経験への開放性 개방성
conscientiousness 勤勉性

성실성

extraversion 外向性 외향성
agreeableness 協調性 친화성
emotional stability 情緒的安定性 정서적 안정성

 

”conscientiousness”が、”勤勉性、”성실성(誠実性)”。

”agrerableness”が”協調性”、친화성(親和性)”。

日→韓で直訳にならないので、覚えたいポイントです。

 

認知的スキル、社会情動的スキルのフレームワーク

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韓国教育開発院/한국교육개발원(2017, 2019)の報告書を参考に、訳を確認していきます。

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定義

 

Social and emotional skills  社会情動的スキル 사회정서역량
a) manifested in consistent patterns of thoughs, feelings and behaviours, a)一貫した思考・感情・行動のパターンに発現し、 a) 사고, 감정, 행위의 일관된 패턴으로 나타나며, 
b) developed through formal and informal learning experiences, and b)学校教育、またはインフォーマルな学習によって発達させることができ、 b) 형식적, 비형식적 학습 경험을 통해서 발달하고,
c) important drivers of socioeconomic outcomes throughout the individual's life. c)個人の一生を通じて社会・経済的成果に重要な影響を与えるような個人の能力 c) 개인의 삶에서 중요한 사회경제적 성과에 영향을 미치는 개인 능력

※韓国の報告書では、 定義の始まりの部分が"a) 생물학적 성향과 환경적 요인 간 상호작용에서 비롯되는 것으로서(生物学的性向と環境的要員間の相互作用から生じるものであり)"というようになっていましたが、OECDの原文の(a)〜(c)に合わせてここではカットし訳しました。

 

3つの要素 

 

Achieving goals 目標の達成 목표 달성
・Perseverance ・忍耐力 ・참을성
・Self-control ・自己制御 ・자기 통제
・Passion for goals ・目標への情熱 ・목표에 대한 열정
Working with others 他者との協働 다른 사람과 일하기
・Sociability ・社交性 ・사회성
・Respect 敬意 존경
・Caring ・思いやり ・배려
Managing emotions 情動の制御 감정 조절
・Self-esteem ・自尊心 ・자아 존중감
・Optimism ・楽観性 ・낙관성
・Confidence ・自信 ・자신감

 

 それぞれの図から合わせると以上のようになりました。

ここで個人的に覚えておきたい部分は、”Respect”が”敬意”、”존경(尊敬)”の部分です。日本語基準で理解している内容なので、韓国語に訳すときには気をつけたいと思います。

 

終わりに

いかがだったでしょうか。

 

今回の記事では、OECDの資料の訳され方を中心に確認しました。日本語だけで覚えず、原文の意味を考えると日韓の両方がスムーズに出てくるのかな、感じました。

 

論文を日本語で出すにしろ韓国語で出すにしろ、こういったOECD関連で降りて来ている単語はきちっと抑えていきたいと思います。화이팅.

 

参考文献 

OECD (2015). Skills for social progress: The power of social and emotional skills. Paris

・ベネッセ教育研究所(2015),家庭、学校、地域社会における社会的情動スキルの育成

・国立教育政策研究所(2017,非認知的(社会情緒的)能力の発達と科学的手法についての研究に関する報告書

・国立教育政策研究所(2020),幼児教育・保育の 国際比較:OECD国際幼児教育・保育従事者調査 2018報告書:質の高い幼児教育・保育に向けて

・한국국제교육개발원(2017). OECD ESP 사회정서역량 종단조사 국제공동연구 (I). 

・한국교육개발원(2019)OECD ESP 사회정서역량 조사 국제공동연구(III)예비조사 결과 분석 및 본조사

 

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