2030プロジェクトを理解する上で必要な用語をまとめました。
VUCA
VUCAとは、volatile, uncertain, complex, ambiguousの頭文字をとった言葉であり、より「予測困難で不確実、複雑で曖昧な時代」な時代になるということを意味するものとして使われている。もともとは1990年代後半から、アメリカの軍事用語として用いられるようになった言葉であるが、その後、ビジネスや教育の世界も含めて幅広く使われるようになってきている。
白井俊(2020)OECD Education2030 プロジェクトが描く教育の未来: エージェンシー, 資質・能力とカリキュラム. ミネルヴァ書房.
技術革新、グローバル化、人口移動など様々な変化の起こる時代。OECD2030プロジェクトでは、このようなVUCAの時代に向けて生徒に必要なコンピテンシーの枠組みを構築することを目的としています。
VUCAの訳され方
VUCA | ブーカ | 뷰카 |
volatile | 変化のしやすさ | 변동성 |
uncertain | 不確実さ | 불확실성 |
complex | 複雑さ | 복잡성 |
ambiguous | 曖昧さ | 모호성 |
日本の発音でブーカ、韓国語の発音でビュカですね。英語の表記から予想できるようになったら理解が早そう...
ニューノーマル
ニューノーマルとは、言葉の通り従来「ノーマル」でなかったものが「ノーマル」になる状況のこと。
コロナが始まってからよく見かけるようになりました。学会のテーマなんかでもよく見かけました。
뉴 노멀 : '시대 변화에 따라 새롭게 떠오르는 기준 또는 표준'을 뜻하는 말
naver辞書より。発音するときに気をつけなければいけないですね。
ウェルビーング
Well-being,心身ともに幸せな状態を指す言葉です。韓国語表記は 웰빙(ウェルビン)。
OECD(2017)
11の指標
ウェルビーングの結果を基に日本語訳と合わせて確認していると以下の通り。
한국의 삶의 질 | How's Life? 2020 : Measuring Well-being | OECD iLibrary
健康状態(건장)、ワークライフバランス(일과 삶의 균형)、教育とスキル(지식과 역량)、社会とのつながり(사회적 관계)、市民参加とガバナンス(시민 참여)、環境の質(환경의 질)、個人の安全(인적 안전)、主観的幸福(주관적 웰빙)、所得と財産(소득과 자산)、仕事と報酬(일과 직업의 질)、住居(주거)
直訳に気をつけなければいけないものがいくつかありますね。要チェック!!
次回は、エージェンシーについて概要も含めて更新できたらと思います。